弁当箱について考える ランチジャー 象印 ZOJIRUSHI SL-GF18-BA 編1

もともと料理を楽しんでいる生活なので、自分で弁当を作る事は苦になりません。というか楽しい。でもそれを外へ持って行くのは初めての体験。


とりあえず弁当箱を買いました。色々なものが売っていて、迷いましたが、ランチジャーというものを買ってみました。


理由は色々ありましたけど、弁当を作るにあたっての常識らしい、「冷ます」という手順が省けそうな気がしたわけです。要するに食中毒予防のためなんですが、熱いまま持って行けば、ラクチンじゃん、と。それに外で食べる暖かい食事というのは非常に美味しく感じます。(あ、私、アウトドア系の遊びが大好きなんです!)
でも、一番の要素としては好奇心かもしれません。身近にそういう物を使っている人がいないけど、そういう物がある事は知っていましたから。


最初に買ったのはコレです。[ケースは100均の350cc缶x6収容の保温バッグがサイコー]
送料無料で2000円少々なら失敗してもいいやと。

ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーお・べ・ん・と 【茶碗約3杯分】 SL-GF18-BA ブラック


実はさらに大きい(たぶん市場で最大サイズ、1.8合詰め。一番大きいランチジャーですね)の

ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーおべんと 【茶碗約4杯分】 SL-XB20-HG ガンメタリック
も検討したのですが、御飯が多すぎると思ってパス。これは運動部の食べ盛り中高生男子向けのサイズでしょうね。(大きさで2.5cm高くなって、おかず容器とスープ容器は同じ容量です)
成年男子ですと、御飯とおかずで800-900cc程度が標準的な弁当サイズという話を本で読んで知っていたのです。面白いのは標準的なメニューの弁当は容量1ccを1キロカロリーと簡単に見積もれるという話。色々な知恵があるものです。


アウトドア系では定評があるサーモスのライバル品と比較しましたが、色々なレビューを見ても象印一択ですね。(実はウチの電気炊飯器も象印だったりして)


買ってみて解った事。おかず入れは保温対象ではない。これは意外でした。おかず入れを保温すると、それこそ食中毒の原因になりかねないのでメーカーとしては踏み出せないのかもしれません。
ちょっと思惑が狂ったわけですが、ネットでベテラン主婦さんが「熱いまま持って行って平気」と書いてるので、そのまま計画を遂行です。季節的にもそういう心配が無い時期だし、遅くとも6時間後には食べちゃうわけですしね。


何回かやってみて辿り着いた手順。
・寝る前に保温容器予熱用の熱湯を湧かす準備。(タイマー付き電気ポット使うと便利です)
・朝に少しでも時間節約したいなら御飯は前夜にランチジャーの飯容器に詰め、ラップして冷蔵庫へ(電子レンジでアツアツにしてポンと入れる)
・おかずも前夜に大きめのパイレックス皿にペーパータオルを敷き、並べてラップをかけ冷蔵庫へ。(余計な油・汁気を吸わせる。これ重要!)
・インスタント味噌汁を使う場合は湯量に注意。容器にたっぷり湯を注ぐと250cc(表示容量は280cc)あります。標準的なインスタント味噌汁は160cc基準です。味噌を10グラム前後(大さじ1/2くらい)足すと、標準的な味付けで90cc増やせます。(保温を考えると、味噌汁は残しても良いのでタップリと入れるべきです)


ランチジャーの予熱手順。


アツアツのまま昼を迎えたいなら予熱が常識。予め、保温容器を温めておくわけです。実は簡単で、保温容器(外筒)にタップリと湯を注いで外蓋を閉めて15分ほど放置するだけで済みます。重要なのは外側が冷たいままだと保温効果が半減する事です。JISの測定法では室温20度が基準で、この時期の気温ではカタログ通りの数値は期待出来ません。
ですから予熱は暖かい部屋で行い(保温バッグも)ましょう。私は予熱に使った湯を捨てる時はいったんボウルに出して、さらにその湯を外側にかけて容器全体を温めています。どのみち、予熱湯をペーパータオルで拭き取るわけですから手間は同じです。これを行うと昼のアツアツ度は目に見えてアップします。
御飯容器・スープ容器は食品を入れたまま電子レンジで温めると容器も熱くなるので予熱は不要です。フタについては、閉める前に熱湯消毒も兼ねてザッと湯をかけると完璧ですね。

次回からは上記の項目を細かく書いてみたいと思います。ランチ・ジャーを使うと思惑通りに大変にラクチンなんですが、やってみないと解らないTIPSも少なくありません。