ランチジャー 象印 ZOJIRUSHI SL-GF18-BA 詳細レポ2

ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーお・べ・ん・と 【茶碗約3杯分】 SL-GF18-BA ブラック


今回は御飯容器について。これが重要なんですよね。日本人ならコメさえ美味しく食べられればとりあえず満足出来るというもの。極端な話、御飯にゴマ塩やふりかけをかけただけでも食べられる。だから御飯容器は弁当箱の生命線であります。
皆さんも御存知のように象印は炊飯器も作っていて、それらのノウハウを充分に生かしたと思われる御飯容器になっています。


まず微細な蒸気逃げ(ちょっと気が付かないサイズのベントホールwが断熱フタと容器間に)が作ってある。これ、地味に重要です。なにしろ、蒸れた御飯になりません。フタに水滴がついていて開けたらそれがポタポタ落ちるような事態にはならない。本当に美味しいまま保存してくれます。


容器が電子レンジ対応なのも便利です。炊き立て御飯を蒸らしてそのまま詰めると中心温度が約80度くらい(実測しました)なんです。これを電子レンジでラップして追加加熱すれば100度近い高熱にできます。これ、熱湯余熱と合わせて、お昼になっても暖かいランチジャー御飯の秘訣になります。ぜひ、電子レンジによる追加加熱ワザを試してみてください。そして温めてそのまま保温容器にポンと入れられるのはホントに便利です。(金属製容器ではそれが出来ない)


電子レンジがそのまま使えるので冷凍食品の御飯モノも簡単に使えます。容器のまま解凍加熱できちゃう。容量が1.2合となっているわけですが、御飯を少し減らして「載せもの」に容量をさいても美味しいメニューになります。暖かいまま持って行きたいおかずは御飯と一緒にすれば良いわけです。加熱殺菌後に密封してアツアツのままの温度で数時間なら雑菌が増える心配はありません。


電子レンジと冷凍食品を使えばかなりの短時間お手軽メニューもOKです。こんなメニューはどうですか?

「ハンバーグと目玉焼き載せチキンライス in ランチジャー レシピ」
(朝の所要時間約5〜6分、ご予算160円少々)

基本材料
ローソン100の冷凍チキンライス
同じくテリヤキハンバーグ1パック(2パックセット売り)
タマゴ1個


材料は上記の通りなんですが、チキンライスが230g(コンビニおにぎり2個ほど)しかありません。ちょっと食べ足りない量と思う人もいるはず。そういう人はマカロニで増量しましょう。少しピンボケな味がする冷凍チキンライスにもアクセントが加わって、とても美味しくなります。

茹で時間9分のマカロニを画像の容器(パイレックスのカスタード皿)で水を深さ2cm程度に張り、塩を少々加えて表示茹で時間から一分引いた時間で(500W)で調理します。少し湯が残りますが、これはサッと捨てて(お好みと体重余裕があれば少量のバターを入れ)スプーン一杯程度のケチャップと塩コショーで和えてラップをかけ、冷蔵庫へ。朝の10分は貴重なので、これは前夜の作業にしましょう。
※ここはチキンライスのパックだけで足りる人は必要ない工程になります。


究極の横着はパック入りハンバーグを、前夜にセットする余熱用の湯沸かしポットに放り込んでおく事なんですが、それはしない人なら最初にハンバーグを温めます。これは電子レンジでも、小さな鍋・フライパンで湯せんで温めても同じです。温めたら開封しないでそのまま出番待ちにしておきます。器に空けて電子レンジ調理なら所要時間1分30秒です。


次にチキンライスを解凍加熱します。袋からザッと開けると、このランチジャーの御飯容器にはジャストサイズ。増量マカロニを入れる場合は指定加熱時間1分前(出来上がる前です)にそれを混ぜ、フンワリさせるために軽くかきまぜます。そしてさらに1分30秒の加熱を行います。加熱が終わったら、ラップはそのままにしておきます。500Wなら所要時間約4分。ベチャッとした仕上がりが気にならないなら、上記のハンバーグ温め工程を一緒に行っても良いです。


ともかく、チキンライスとハンバーグは可能な限りアツアツにしておきましょう。


次に電子レンジ目玉焼きを作ります。普通にフライパンで併行進行で焼くなら、さらに時短になりますし、焦げ目も作れて美味しくなりますね。
よく売っている専用の調理器は必要有りません。小さめの耐熱容器にスプーン1程度の水を入れ、卵を落として破裂防止に黄身に爪楊枝で数ヶ所の穴を開けます。念のため、隙間を作って緩くラップを行い、さらに破裂しても良いように適当な丼のフタ等を被せて電子レンジで30〜40秒加熱します。(これも好みによってバターを僅かに落としておくと美味しくなります)
なお、タマゴ由来の食中毒は殻に付着した雑菌が原因です。冷蔵庫から取り出したら、表面にアルコールスプレーを一吹きすると安心です。


全部出来たら、解凍加熱したチキンライスにハンバーグを載せ、(半熟っぽいはずの)目玉焼きも載せ、さらにお好みで20秒〜1分加熱します。加熱が終わったら、彩りも兼ねてマジックソルト(例は S&B マジックソルト 70g )を振りかけると見た目もベスト。保温余熱でお昼までに目玉焼きは半熟から微妙な固焼きになります。このへんの加減は慣れるしかありませんが、お昼には微妙に僅かに黄身がとろけてる感じが美味しいですね。参考までに書けば卵黄の凝固温度は70度くらいです。もちろん、お昼にホカホカで食べられます。

ハンバーグの代わりにソーセージなど使っても美味しいメニューになります。これにスープと野菜メインの副食(温/冷)があれば充分に満足な一食になります。ぜひ、お試しください。


なお、御飯容器だけではありませんが、容器・フタの熱湯消毒(内面重点)は必ず行いましょう。保温効率も良くなるし、とても安心できます。菜箸やトングで掴んだフタに熱湯をザーとかけるだけです。簡単。とにかく効率よく安心してランチジャーを使いこなすにはタップリの湯が必要になります。※これ、参考にしてクダサイ
※追記:フタの予熱ですが、湯がたっぷりあるなら、100均の小さなステンレスザルに置いたフタ3枚に湯をザァーとかける方法がラクチンです。


こういうメニューだと先割れスプーンが食べやすくて便利ですよ。(お店ではなかなか売っていないのが不思議)

スノーピーク(snow peak) チタン先割れスプーン SCT-004


私はこのランチジャーをダイソーかキャン・ドゥで買った保温バッグ(保温能力が確実に上がるし、サイズもピッタリ。350cc缶6本用)に入れて持ち運んでいますから、隙間にこのスプーンをアルミ箔でくるんで使い捨てオシボリや割り箸と一緒に入れています。本体付属のキャリングベルトは洗うのに不便なんで使っていません。また、脱着式の箸入れと箸は少し短いのと、洗い物が増えるのでワリバシ使用が多い。ただ、取っ手として便利なので付けていますが。(このケース、ヒラ形にパクンと開くので公園のテーブルなどで食べる時は箸置きとして便利です)