ランチジャー 象印 ZOJIRUSHI SL-GF18-BA 詳細レポ まとめ


ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーお・べ・ん・と 【茶碗約3杯分】 SL-GF18-BA ブラック



http://d.hatena.ne.jp/bento-man/20121219/1355914475
詳細レポ おかずいれ編
http://d.hatena.ne.jp/bento-man/20121223/1356240576
詳細レポ 御飯容器編
http://d.hatena.ne.jp/bento-man/20121226/1356512898
詳細レポ スープ容器編


最初のうちは、ランチジャーの円筒形おかず入れに上手におかずを詰める事に悩んだのですが、三つの容器を別個に考えるから難しくなるのであって、食べたい食事メニューを収めるべき機能がある容器にバラバラにしていく発想のほうが、結果としても見栄えも良い美味しそうなランチになる事に気が付きました。ランチジャーでは、弁当=御飯+おかず、の四角い世界とは発想を変えたほうが楽しいわけです。


実は在米日系人が使っているランチジャーを見て、米国人が飛びついているようです。どうしても幕の内弁当的なものが念頭にある私たちより、ストレートに便利さが解るのでしょう。(参考までに米国版象印ランチジャーMr.BENTOの画像検索Ms.BENTOの画像検索をリンクしておきます。いやいや文化の違いというものはホントに面白い!)


なお、このSL-GF18-BAは米国では「Classic Bento」と言う呼称のようです。汁椀をサイド・ボウル、菜入れをサラダ・ボウル、御飯容器をメイン・ディッシュと呼ぶ米国版の面白い宣伝動画があるので、これもリンクしておきましょう。

この先割れスプーンとケース、それに保温バッグ(上にパンやバーガーを入れる余裕がある?)、それにMs.BENTOのような仕切りパック、日本でも売ってくれないものだろうか。


ニュース(サンケイ新聞)からhttp://sankei.jp.msn.com/economy/news/111225/biz11122518010001-n1.htm
弁当文化のない米国で大ヒット 象印のランチジャー「Mr.Bento」


実はいくつかの弁当箱を購入したのですが、ランチジャーの稼働率が結局一番です。理由は朝に負担が少ない事と、食べた時の満足感です。アレコレと変則ワザで遊べるのも楽しい。


こんなレポートをしているお母さんがいました。
http://d.hatena.ne.jp/pandapanko/20120222
>息子は気がついていませんが、このランチジャーに替えてから息子の食欲が倍増しています。
>それに比例して身長もかなり伸びました。

10代の男の子だと、弁当も作り甲斐がありそうですねぇw



弁当生活で意外に大きなメリットは昼休みをフルに使える事ですね。買いに行く、食べに行く、のも良いのですが、昼時はどこも混んでいてウンザリだったのです。昼休みがホントにロスタイムの無い「休憩時間」になるんです。これ、大きいです。


そういうわけで、マジオススメ!

ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーお・べ・ん・と 【茶碗約3杯分】 SL-GF18-BA ブラック
現在、送料無料で2073円!


※もっと大きいランチジャーについてはこちらの記事をどうぞ。


簡単!1人分・電子レンジレシピ―ムダなく、手早く、いつものおかず

ランチジャー 象印 ZOJIRUSHI SL-GF18-BA 詳細レポ3


ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーお・べ・ん・と 【茶碗約3杯分】 SL-GF18-BA ブラック


おかず入れ(菜入れ)、御飯容器、と続けて書いてきました。今回はスープ(味噌汁)容器です。メーカーさん的にもココがキモなのかもしれません。汁物を入れられる弁当箱(これは筒だけどw)というと、ランチジャーしかありませんからね。フタ(ねじこみ式)が面白い。男子的に言うと、ブローオフバルブ装備です。こんな賢いもの他に見たことがない。構造は単純なのに完璧。ハメ込んだパッキンの弾力を上手に使っている。この辺が日本ブランドの素晴らしさと思う。


さて。保温能力の高さについて実体験を書いてきたわけですが、このランチジャーの保温部は最近流行の真空断熱のフードコンテナーより、はるかに保温効力が高いんです。


具体的に書くと、私も使っている(近いうちにレポ書きます)THERMOS 真空断熱フードコンテナー 0.38L トマト JBI-380 TOMがJISの測定法で6時間56度以上なのに比べ、実に6時間69度以上なんです。この温度域で13度の差は大きいんです。70度あるとカップ麺が作れる温度なんですネ。アチチ!と、暖かい、の差になります。
実際、かなり寒い場所に放置していても味噌汁はアツアツです。寒い場所で食べる熱い味噌汁の美味しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。


容量はスリキリ満杯で280ccです。あまり目一杯入れると開け閉めに気を使う(ヤケド注意!)事になるので、実容量は250ccくらいかな。


通常、味噌汁というのは一杯の標準量が160ccのようです。カップスープが150ccほど。この余裕を「具」に割り振ると、なかなか豪華な一食を作れます。通常の弁当メニューでは取りにくい「野菜」を「実だくさん」の暖かい汁物で簡単に取れるメニューが組めるのはランチジャーならではの世界と思います。(熱い)汁物ありき、の弁当というのは他では見たことがありません。


前回の記事では街の洋食屋さん風の御飯容器メニューを紹介しました。これにピッタリ来るのがクリームシチューじゃないでしょうか。シチューは味噌汁より比熱が高い物質でしょうから、この寒い時期には保温効果を高めるにも良いメニューです。


実はこのランチジャー、スープ容器は各種レトルト食品(カレー、シチュー、ハヤシ、中華丼etc,etc)が多少の余裕を残してドンピシャで収まるサイズなのです。余裕容量に肉や野菜を落とせば、ビンボなレトルトを踏み台にして簡単にリッチなメニューに!
もちろん、このまま電子レンジでアツアツにしてフタをするだけ。500Wなら2分でアツアツなのでインスタント味噌汁よりお手軽です。


追記: ランチジャーは横にして持ち歩くと汁漏れなどを起こすのでは? と思ってる方、いませんか?


私もそう思っていた。が、この製品は平気です。バイクのキャリアに横置きして数時間走行しても、数滴レベルで保温容器(外筒)の中に痕跡が残る程度。外には漏れません。これは上記のブローオフ・バルブが働いているせいだと思います。おそらく、これが無いと、温度が下がってきた時にフタを開けられなくなるはず。使い勝手と性能のトレードオフでしょう。
ただ、ユルッと盛った御飯(これ、超重要なポイント。最大お茶碗3杯詰められる、と、実際に3杯詰めるは違う話です。こちらの記事のように違う食材に容量を振り分けてもいいのです。このランチジャーは容量に余裕があるので、フツーに茶碗や丼に盛るようにフワッと置ける。これは暖かい御飯を美味しく食べるにはホントに重要なポイント! 旧来の弁当箱と違って、ギュウッと詰める必要は無いんです。普段、食べてるままの食卓を丸っと、パックして温かいまま持って歩けるのが、このランチジャー!)は偏ってましたがw
でも暖かい御飯なので、箸でササッとほぐせば全く平気なのもランチジャーならではと思います。冷えて固まった御飯だと、そうはならない。
念のため、横にして携行する場合は、保温バッグ内に使い捨ての紙オシボリを入れておくと良いですよ。もし手に付いたら、拭けるので。(というか、メシ食う前に、最低、手を拭け、という話かなw)

ランチジャー 象印 ZOJIRUSHI SL-GF18-BA 詳細レポ2

ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーお・べ・ん・と 【茶碗約3杯分】 SL-GF18-BA ブラック


今回は御飯容器について。これが重要なんですよね。日本人ならコメさえ美味しく食べられればとりあえず満足出来るというもの。極端な話、御飯にゴマ塩やふりかけをかけただけでも食べられる。だから御飯容器は弁当箱の生命線であります。
皆さんも御存知のように象印は炊飯器も作っていて、それらのノウハウを充分に生かしたと思われる御飯容器になっています。


まず微細な蒸気逃げ(ちょっと気が付かないサイズのベントホールwが断熱フタと容器間に)が作ってある。これ、地味に重要です。なにしろ、蒸れた御飯になりません。フタに水滴がついていて開けたらそれがポタポタ落ちるような事態にはならない。本当に美味しいまま保存してくれます。


容器が電子レンジ対応なのも便利です。炊き立て御飯を蒸らしてそのまま詰めると中心温度が約80度くらい(実測しました)なんです。これを電子レンジでラップして追加加熱すれば100度近い高熱にできます。これ、熱湯余熱と合わせて、お昼になっても暖かいランチジャー御飯の秘訣になります。ぜひ、電子レンジによる追加加熱ワザを試してみてください。そして温めてそのまま保温容器にポンと入れられるのはホントに便利です。(金属製容器ではそれが出来ない)


電子レンジがそのまま使えるので冷凍食品の御飯モノも簡単に使えます。容器のまま解凍加熱できちゃう。容量が1.2合となっているわけですが、御飯を少し減らして「載せもの」に容量をさいても美味しいメニューになります。暖かいまま持って行きたいおかずは御飯と一緒にすれば良いわけです。加熱殺菌後に密封してアツアツのままの温度で数時間なら雑菌が増える心配はありません。


電子レンジと冷凍食品を使えばかなりの短時間お手軽メニューもOKです。こんなメニューはどうですか?

「ハンバーグと目玉焼き載せチキンライス in ランチジャー レシピ」
(朝の所要時間約5〜6分、ご予算160円少々)

基本材料
ローソン100の冷凍チキンライス
同じくテリヤキハンバーグ1パック(2パックセット売り)
タマゴ1個


材料は上記の通りなんですが、チキンライスが230g(コンビニおにぎり2個ほど)しかありません。ちょっと食べ足りない量と思う人もいるはず。そういう人はマカロニで増量しましょう。少しピンボケな味がする冷凍チキンライスにもアクセントが加わって、とても美味しくなります。

茹で時間9分のマカロニを画像の容器(パイレックスのカスタード皿)で水を深さ2cm程度に張り、塩を少々加えて表示茹で時間から一分引いた時間で(500W)で調理します。少し湯が残りますが、これはサッと捨てて(お好みと体重余裕があれば少量のバターを入れ)スプーン一杯程度のケチャップと塩コショーで和えてラップをかけ、冷蔵庫へ。朝の10分は貴重なので、これは前夜の作業にしましょう。
※ここはチキンライスのパックだけで足りる人は必要ない工程になります。


究極の横着はパック入りハンバーグを、前夜にセットする余熱用の湯沸かしポットに放り込んでおく事なんですが、それはしない人なら最初にハンバーグを温めます。これは電子レンジでも、小さな鍋・フライパンで湯せんで温めても同じです。温めたら開封しないでそのまま出番待ちにしておきます。器に空けて電子レンジ調理なら所要時間1分30秒です。


次にチキンライスを解凍加熱します。袋からザッと開けると、このランチジャーの御飯容器にはジャストサイズ。増量マカロニを入れる場合は指定加熱時間1分前(出来上がる前です)にそれを混ぜ、フンワリさせるために軽くかきまぜます。そしてさらに1分30秒の加熱を行います。加熱が終わったら、ラップはそのままにしておきます。500Wなら所要時間約4分。ベチャッとした仕上がりが気にならないなら、上記のハンバーグ温め工程を一緒に行っても良いです。


ともかく、チキンライスとハンバーグは可能な限りアツアツにしておきましょう。


次に電子レンジ目玉焼きを作ります。普通にフライパンで併行進行で焼くなら、さらに時短になりますし、焦げ目も作れて美味しくなりますね。
よく売っている専用の調理器は必要有りません。小さめの耐熱容器にスプーン1程度の水を入れ、卵を落として破裂防止に黄身に爪楊枝で数ヶ所の穴を開けます。念のため、隙間を作って緩くラップを行い、さらに破裂しても良いように適当な丼のフタ等を被せて電子レンジで30〜40秒加熱します。(これも好みによってバターを僅かに落としておくと美味しくなります)
なお、タマゴ由来の食中毒は殻に付着した雑菌が原因です。冷蔵庫から取り出したら、表面にアルコールスプレーを一吹きすると安心です。


全部出来たら、解凍加熱したチキンライスにハンバーグを載せ、(半熟っぽいはずの)目玉焼きも載せ、さらにお好みで20秒〜1分加熱します。加熱が終わったら、彩りも兼ねてマジックソルト(例は S&B マジックソルト 70g )を振りかけると見た目もベスト。保温余熱でお昼までに目玉焼きは半熟から微妙な固焼きになります。このへんの加減は慣れるしかありませんが、お昼には微妙に僅かに黄身がとろけてる感じが美味しいですね。参考までに書けば卵黄の凝固温度は70度くらいです。もちろん、お昼にホカホカで食べられます。

ハンバーグの代わりにソーセージなど使っても美味しいメニューになります。これにスープと野菜メインの副食(温/冷)があれば充分に満足な一食になります。ぜひ、お試しください。


なお、御飯容器だけではありませんが、容器・フタの熱湯消毒(内面重点)は必ず行いましょう。保温効率も良くなるし、とても安心できます。菜箸やトングで掴んだフタに熱湯をザーとかけるだけです。簡単。とにかく効率よく安心してランチジャーを使いこなすにはタップリの湯が必要になります。※これ、参考にしてクダサイ
※追記:フタの予熱ですが、湯がたっぷりあるなら、100均の小さなステンレスザルに置いたフタ3枚に湯をザァーとかける方法がラクチンです。


こういうメニューだと先割れスプーンが食べやすくて便利ですよ。(お店ではなかなか売っていないのが不思議)

スノーピーク(snow peak) チタン先割れスプーン SCT-004


私はこのランチジャーをダイソーかキャン・ドゥで買った保温バッグ(保温能力が確実に上がるし、サイズもピッタリ。350cc缶6本用)に入れて持ち運んでいますから、隙間にこのスプーンをアルミ箔でくるんで使い捨てオシボリや割り箸と一緒に入れています。本体付属のキャリングベルトは洗うのに不便なんで使っていません。また、脱着式の箸入れと箸は少し短いのと、洗い物が増えるのでワリバシ使用が多い。ただ、取っ手として便利なので付けていますが。(このケース、ヒラ形にパクンと開くので公園のテーブルなどで食べる時は箸置きとして便利です)

ランチジャー 象印 ZOJIRUSHI SL-GF18-BA 詳細レポ1

ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーお・べ・ん・と 【茶碗約3杯分】 SL-GF18-BA ブラック


こちらの記事で書いた「菜入れ(おかず容器)は保温対象外」の件です。実はこれについて、メーカーさんが言いたくても言えないアピールポイントがあるような気がするんです。大人の事情というヤツでしょうか?
ランチジャーが一番活躍する今の季節に使えば、上手に常温キープをしてくれている感じなのです。最近多い「自然解凍OK」の冷凍食品も、朝に詰めて昼に美味しく食べられます。普通の弁当箱だと、この季節にはちょっと厳しい事がありました。気温10度以下だと冷蔵庫と変わらない温度ですからね。


構造は一言で言えば精密感のあるタッパーです。もちろん、AG+抗菌加工 [試験項目:JIS Z2801に基づき抗菌効果を確認済み 試験結果:99.9%の抗菌効果 試験番号(0803-8109)] なので色々と安心です。容器本体は電子レンジ対応で、熱湯消毒などもラクチン。サイズは直径11cmで深さは5cm程度(容量400cc)。大きめのカラアゲなんかも潰れず入るサイズ。


温度の事は私も不思議に思っていたのでキッチン用のデジタル温度計を買ってテストしてみました。いつものように、容器を熱湯予熱し(保温ケース部満湯で1500ccほど)、炊き立て御飯を入れ、最下部に熱い味噌汁を入れてテスト。(というか、休日の昼御飯をお弁当にしただけなんですがw)
色々と秘密があるらしい御飯容器のフタが分厚い断熱層になっていて、菜入れはその下の保温層から遮断されています。ここがポイントらしく、20度くらいをキープしてくれている感があります。

型番で検索して記事を読んでくれている方が多いようですし、私も不思議に思っていたので実データをとってみたわけです。お役に立てれば、It's my pleasure!
放置した室温は13度前後、時間は5時間です。朝7時に詰めて昼12時に食べる想定時間。結論から言うと、想像通りでした。
コンビニ弁当に絶対に入っていない彩り系生野菜がお昼にもシャンとしています。なので茶色一色の弁当になりません。


今回は粗熱をとったフライ系とショウガ焼き、青菜、刻みキャベツ(下に敷き詰めている、どうしてなのかについては別記事にしたいと思います)、レモンを詰めてみましたが非常に美味しく食べられる状態で5時間後を迎えられました。食感もシャキシャキしていて良い感じ。もちろん、見た目もシナシナになったりしていません。温度計測はメンチの中心部を測定しましたが、20度→22度でした。たぶん絶妙の温度カーブ。このあとは下がる一方のはずでしょうから。もちろん、暖か御飯、味噌汁はそのまま口にするとヤケドしちゃう温度をキープしてくれていました。


↑詰めた時

↑5時間後


使用したデジタル温度計ですが、50度洗いブームが沈静化したせいか格安になっていて嬉しい限り。



DRETEC 防滴クッキング温度計 ホワイト O-207WT


マイナス30度〜250度を測れて、防滴なのでキッチンでは天下無敵の温度計です!

必ず予行演習しよう

準備万端ヤル気満々になってると思いますが、朝のぶっつけ本番はやめたほうが無難です。2時間くらい早起きを覚悟するなら良いのですが、無駄に早起きしても眠いだけになります。余計な苦行は長続きしない原因にもなります。
また、通常、見知っている展開陳列形の弁当と違い、円形筒型が基本のランチジャーは詰め方が変わります。どれだけ詰められるか、については体験するしかありません。

弁当のために居眠りしたり遅刻するのは愚の骨頂です。予行演習を行い、実際の所要時間を計りましょう。作った予行演習弁当はその場で食べると良いわけですから無駄になりません。おおまかな所要時間と手間を覚えてから本番を行うべき。朝の10分は貴重ですから。また、時間節約のための作業の工程・組み合わせを考えるのはなかなか楽しいものです。


私は夜に一杯飲みながら翌朝の下準備を行います。冷凍のストック食品などが増えてくると「入れ忘れ」を行ったりするので、冷蔵庫の中を確認しながら簡単な持参弁当のメニューメモを必ず作ります。栄養バランスなんて大袈裟な事は考えませんが、野菜足りねぇじゃん、は毎回チェックです。たまに野菜不足ナシ!、とか一人で指さし確認やって笑うのです。バカですねw
朝はその設計図・作業管理表を見ながらサッサッと施工(詰めるだけに)しています。


ランチジャーとマイボトル生活を始めて便利さを実感しているがタイマー付き電気保温ポットです。ランチジャー予熱や熱湯消毒に多くの沸騰湯が必要になるのですが、起床時間に合わせてタイマーで湧かしておいてくれるタイプのものは本当に便利です。深夜早朝の電気使用は精神衛生上にもよいですしネ。契約アンペアによってはエアコンと電子レンジ、それに電気湯沸かし、トースターではブレーカーが確実に落ちます。いったん湧けば、消費電力は極小になるので真空保温+サーモのマイコン電気ポットは素晴らしい省エネ機器です。私は3リットルのタイプを使っていますが、もっと大きいのが欲しい位ですw

作業工程とか在庫管理なんて発想は弁当男子ならでは?

弁当の殺菌について

実は学生の頃に零細弁当屋(オニギリもある)と寿司屋でバイトしたことがあるんです。弁当屋では衛生管理に使い捨ての薄手PP手袋(エンボス付き、御飯が付かない)とアルコール殺菌剤(エタノール、蒸発してしまう)を多用していました。それと菜箸や容器などは金属製のものを熱湯消毒して使うんです。熱くなった容器はすぐに表面の水分が飛びます。余計な水分は雑菌の温床です。
基本は「絶対に容器内面・食品は素手で触らない」です。寿司屋は弁当屋ほど厳しくなくて、酢と塩を活用していました。まぁ、生寿司を半日放置してから食べる人ははいませんからネ。
それらを思い出したわけですが、どれもスーパー等で安価に入手できますから用意しておくとよいですね。(PP手袋は掃除用品コーナーの区分が多いです)

スーパーで売っている台所用のアルコール除菌剤は酒税法の関係で必ず添加物が入っています。お酒にならないようにですね。また、決して消毒とは表記していません。こちらは薬局法の関係です。どの製品の成分も「人体に害はない」とされていますから、実際にスプーン一杯ほどを飲んでみました。一言でいえば酸味のある焼酎です。添加物のクエン酸の酸味ですね。


この成分(クエン酸、蒸発しない)に不安を感じる人は果実酒用の35%焼酎を使っても良いと思います。アルコール濃度はほとんど同じ程度です。(正確な数値ではありませんが、無水エタノールを少しずつ加えて引火点を見る限り、同じ濃度です)


高濃度アルコール(エタノール)を使う人は火災に注意しましょう。非常に燃えやすいうえに、エタノールの炎は目に見えにくい怖ろしい炎なのです。静電気の火花でも簡単に着火してしまいます。


オカモト イージーグローブポリ抗菌手袋 No.725 L[100枚入]



今年はノロウィルスが猛威をふるっているようで厚労相から「手の洗い方」のPDFが出ています。肘の下から洗うというのは食品を扱う場合の鉄則ですね。
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/dl/link01-01_leaf02.pdf

上の記事には出ていませんが手洗いブラシも必ず使う習慣があるとよいでしょう。食中毒のみならず風邪予防にも有効なのが手洗いです。

ただ、覚えておくべきは、一番手軽で有効なのが熱湯消毒、という事ですね。

弁当箱について考える ランチジャー 象印 ZOJIRUSHI SL-GF18-BA 編1

もともと料理を楽しんでいる生活なので、自分で弁当を作る事は苦になりません。というか楽しい。でもそれを外へ持って行くのは初めての体験。


とりあえず弁当箱を買いました。色々なものが売っていて、迷いましたが、ランチジャーというものを買ってみました。


理由は色々ありましたけど、弁当を作るにあたっての常識らしい、「冷ます」という手順が省けそうな気がしたわけです。要するに食中毒予防のためなんですが、熱いまま持って行けば、ラクチンじゃん、と。それに外で食べる暖かい食事というのは非常に美味しく感じます。(あ、私、アウトドア系の遊びが大好きなんです!)
でも、一番の要素としては好奇心かもしれません。身近にそういう物を使っている人がいないけど、そういう物がある事は知っていましたから。


最初に買ったのはコレです。[ケースは100均の350cc缶x6収容の保温バッグがサイコー]
送料無料で2000円少々なら失敗してもいいやと。

ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーお・べ・ん・と 【茶碗約3杯分】 SL-GF18-BA ブラック


実はさらに大きい(たぶん市場で最大サイズ、1.8合詰め。一番大きいランチジャーですね)の

ZOJIRUSHI ステンレスランチジャーおべんと 【茶碗約4杯分】 SL-XB20-HG ガンメタリック
も検討したのですが、御飯が多すぎると思ってパス。これは運動部の食べ盛り中高生男子向けのサイズでしょうね。(大きさで2.5cm高くなって、おかず容器とスープ容器は同じ容量です)
成年男子ですと、御飯とおかずで800-900cc程度が標準的な弁当サイズという話を本で読んで知っていたのです。面白いのは標準的なメニューの弁当は容量1ccを1キロカロリーと簡単に見積もれるという話。色々な知恵があるものです。


アウトドア系では定評があるサーモスのライバル品と比較しましたが、色々なレビューを見ても象印一択ですね。(実はウチの電気炊飯器も象印だったりして)


買ってみて解った事。おかず入れは保温対象ではない。これは意外でした。おかず入れを保温すると、それこそ食中毒の原因になりかねないのでメーカーとしては踏み出せないのかもしれません。
ちょっと思惑が狂ったわけですが、ネットでベテラン主婦さんが「熱いまま持って行って平気」と書いてるので、そのまま計画を遂行です。季節的にもそういう心配が無い時期だし、遅くとも6時間後には食べちゃうわけですしね。


何回かやってみて辿り着いた手順。
・寝る前に保温容器予熱用の熱湯を湧かす準備。(タイマー付き電気ポット使うと便利です)
・朝に少しでも時間節約したいなら御飯は前夜にランチジャーの飯容器に詰め、ラップして冷蔵庫へ(電子レンジでアツアツにしてポンと入れる)
・おかずも前夜に大きめのパイレックス皿にペーパータオルを敷き、並べてラップをかけ冷蔵庫へ。(余計な油・汁気を吸わせる。これ重要!)
・インスタント味噌汁を使う場合は湯量に注意。容器にたっぷり湯を注ぐと250cc(表示容量は280cc)あります。標準的なインスタント味噌汁は160cc基準です。味噌を10グラム前後(大さじ1/2くらい)足すと、標準的な味付けで90cc増やせます。(保温を考えると、味噌汁は残しても良いのでタップリと入れるべきです)


ランチジャーの予熱手順。


アツアツのまま昼を迎えたいなら予熱が常識。予め、保温容器を温めておくわけです。実は簡単で、保温容器(外筒)にタップリと湯を注いで外蓋を閉めて15分ほど放置するだけで済みます。重要なのは外側が冷たいままだと保温効果が半減する事です。JISの測定法では室温20度が基準で、この時期の気温ではカタログ通りの数値は期待出来ません。
ですから予熱は暖かい部屋で行い(保温バッグも)ましょう。私は予熱に使った湯を捨てる時はいったんボウルに出して、さらにその湯を外側にかけて容器全体を温めています。どのみち、予熱湯をペーパータオルで拭き取るわけですから手間は同じです。これを行うと昼のアツアツ度は目に見えてアップします。
御飯容器・スープ容器は食品を入れたまま電子レンジで温めると容器も熱くなるので予熱は不要です。フタについては、閉める前に熱湯消毒も兼ねてザッと湯をかけると完璧ですね。

次回からは上記の項目を細かく書いてみたいと思います。ランチ・ジャーを使うと思惑通りに大変にラクチンなんですが、やってみないと解らないTIPSも少なくありません。